世界遺産 今帰仁城サイン工事
- 所在地:沖縄県今帰仁村
- 設立主体:今帰仁村
- 開館年度:平成17年(2005)
- 業務範囲:サイン計画・設計
史跡におけるサインのあり方を模索して…
史跡の魅力を堪能し、来訪者の円滑な利用を促進するためにサイン設置を行います。
しかし、史跡においては景観の阻害になってはならない、且つなじみすぎて視認性に欠けてもならない、というジレンマを抱えます。
今回現況調査を行い、今帰仁城周辺の既存サインの問題点を踏まえた上で、世界遺産今帰仁城にふさわしいサインを再計画しました。
史跡の魅力を堪能し、来訪者の円滑な利用を促進するためにサイン設置を行います。
しかし、史跡においては景観の阻害になってはならない、且つなじみすぎて視認性に欠けてもならない、というジレンマを抱えます。
今回現況調査を行い、今帰仁城周辺の既存サインの問題点を踏まえた上で、世界遺産今帰仁城にふさわしいサインを再計画しました。
■サイン計画の考え方
1. 世界遺産にふさわしい品格と周辺景観との調和を兼ね備えたデザインとする。
2. デザインや素材、表示方法での統一を図り、利用者にわかりやすく全体感のある計画とする。
3. サイン間の連携を図り、シンプルで円滑な利用が行える配置計画とする。
4. 共通認識や広域資源との整合を図り、誰でもがわかりやすい汎用性を備えつつ、風土色・郷土色を反映した独自性を備えた計画とする。
5. 耐久性・耐候性に優れた素材を使用し、長く親しまれるデザインとする。
今帰仁城(なきじんぐすく)は訳しても…Nakijin Gusuku
今回英語と中国語を併記していますが、英語は特に沖縄特有の音(おん)の響きを重視した翻訳を基本としました。
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史跡に溶けこんでひとつになるサイン 県産材料により今帰仁らしさを創出。 石の本体は時と共に景観に溶けこんでいきますが、耐候性の高い陶板による表示はいつまでも鮮やかです。 今後同仕様にてサインを増やして行けるよう、敢えてシンプルで特殊性を持たせない形状としました。 |
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解説サイン施工例 |
掲示板 |
誘導サイン施工例(歩行者用) |
誘導サイン施工例(車用) |
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仕様 | |
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本体: | 本部石灰岩貼 |
サイン: | 陶板 |