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平塚市立博物館墨書土器複製業務

  • 所在地:神奈川県平塚市
  • 設立主体:神奈川県平塚市
  • 開館年度:平成20年(2008)
  • 業務範囲:複製品製作

「墨書土器」とは土器類に墨で字を書いた遺物のことです。
「相模川流域の自然と文化」がテーマの平塚市立博物館は、あらゆる視点から自然と文化を見直して地域の未来を切り開く糸口を考える地域博物館です。
今回ご紹介する「墨書土器」が日本で散見されるようになったのは、本格的に文字を利用し始めた律令制以降です。
平塚市域に含まれる遺跡は約300ヶ所もあり、最も古い時代のものでは約2万年前の旧石器時代まで遡ります。
奈良時代、現在の平塚市四之宮(しのみや)周辺に下ノ郷廃寺が存在し、墨書土器が出土していることから既にこの時期に行政組織が機能していたことが考えられています。

土器複製 大まかな製作工程の紹介
完成品の紹介 (右側が全て複製品です)
資料名 遺跡名 土器の種類 残存率
「×」墨書土器 四之宮下郷遺跡 土師器坏 100%
「豊」墨書土器 六ノ域遺跡 土師器坏 90%
「雲」墨書土器 神明久保遺跡
土師器坏 90%
「春」墨書土器 構之内遺跡 土師器坏 80%
「井」墨書土器 厚木道遺跡 土師器坏 60%
「宮」墨書土器 四之宮下郷遺跡 須恵器坏 40%
「善」墨書土器 四之宮下郷遺跡 須恵器坏 20%
「東丁井」墨書土器 厚木道遺跡 土師器坏 50%

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