壷形土器ならびに琥珀製首飾りのレプリカ製作 北見市ところ遺跡の館

縄文時代晩期(約2500年前)の幣舞式土器。壷形の上部が人の顔のようになった文様をもつのが特徴的な土器です。さらに、部分的に赤い彩色も残るなど装飾的な要素が多く、実用品と言うよりは墓の副葬品として特別に作られたものと考えられます。

続縄文時代早期(紀元前4世紀頃)の出土品。玉の製作地ははっきり分かっていませんが、琥珀はサハリン産と推定されています。琥珀の原石形状を生かし、最低限の面取りと穿孔だけで作られた玉を主体としつつ、星形に加工された玉が1点組み合わされています。
- 案件名:常呂川河口遺跡墓坑出土品レプリカ展示製作委託
- 発注主体:北海道北見市
- 所在地: 北見市ところ遺跡の館
- 業務年度:2024年
- 業務範囲:三次元計測/レプリカ製作/展示ケース制作
- 壷形土器資料寸法:縦 94mm x 横 157mm x 高さ 147mm
国指定重要文化財「北海道常呂川河口遺跡墓坑出土品」より壺形土器と琥珀玉を三次元計測しレプリカを製作しました。

壷形土器の制作過程






琥珀玉の制作過程






「北見市・ところ遺跡の森」については下記のリンクをご参照ください。